2024.11/22-12/3
クサカベギャラリー(京都)kusakabeg.com
京都市上京区中務町486-26
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『 & drawing days. 』
空の雲を見上げて吠える犬のようだと思ったり、壁の染みを見てヒールのブーツに 見えたり、
天井の木目が人の顔に見えて不気味に感じたりしたことは誰にでもある ことだと思う。
自分を取り巻くものを自分の知っているものに置きかえると身近な 安心感が生まれる。
不安だからと無理やりそうするわけではないけれども、そう見 えてしまう。
最近はキャンバスを覆うようにまた消すように繰り返し塗り込んで描いている。
線 や色は何度も交わり、身体を超えて意識を超えて混ぜ混ぜになる。
気に入ったりわ かったような気がする所をどんどん消しては埋めてそして忘れる。
違和感を気にし たりしなかったりしてみる。
描いているものが描けないものを引き出して、絵具と 思ってもみなかった形達が妙なバランスで同居する。
いろんなものが蓄積して混ざ り合ってそうすることで成り立っている事に気がつく。
これは何だろうと考えよう が考えまいが、私の傍に居たものたちが現れて何かを語りただ見つめてくる。
日々 絵を描いている時、社に鎮座する以前の精霊、祭礼毎に何かに憑依させられなけれ ばいつでもどこにでも居たきっとユニークで優しい彼らのことをふと思い出す。

